分野の教育について

分野配属後の生活

講義・実習・実験

生物生産工学分野では,水・土・緑に関する知識を身に付け,それを活かして農業と環境が直面する様々な問題を実際に解決することができるような実践型教育を行っています.あなたも国内外で活躍する研究者や技術者になりませんか?

学年 習得目標 授業科目
1年~
2年前期
  • 自然科学,社会科学,人文科学の教養を高める.
  • 主体的に学び続ける力とグループ作業や個人演習を通じた問題解決能力を身につける.
  • 農学部全般の基礎を身に付ける.
理系ディシプリン科目
文系ディシプリン科目
言語文化基礎科目
基幹教育セミナー
課題共学科目
農学入門など
2年後期
  • 水,土,気象,環境の基礎知識を身に付ける
  • 技術者として必要なチームワークを身に付ける
  • パソコンを使った情報処理技術などを習得する
生物生産環境工学概論
水理学I
土質理工学I
土壌学
気象学
測量学実習
数値解析学など
3年
  • 水,土,気象,環境に関する計画・設計の基礎を深め,実験や調査を計画・実行する力を身に付ける
  • 語学力やプレゼンテーション能力を磨き,国際的に活躍するための基礎力を高める
生物生産環境工学実験
灌漑工学
水環境学
農地環境工学
農業気象学
環境分析化学
技術者倫理
科学英語など
4年
  • 現代社会が抱える諸問題に対する客観的な理解を深める.
  • 自ら課題を発見し,それを解決するための計画を立てて,計画を実行する能力を身に付ける
卒業研究など

農場実習

3年次に農学部附属農場で開講される農場実習(選択科目)によって、高原農場での牛の世話や,田植え、稲刈り等の農作業を体験できます。また、九州大学農学部と他大学農学部の単位互換制度によって、琉球大学農学部開講の熱帯農学総合実習、等の他大学の実習を受講することもできます。

夏期実習(インターンシップ)

進学後約1年が経過し、生物生産環境工学の全体像を概ね把握できたと思われる3年次の夏季休業中を利用して、希望する学生には実習の機会が与えられます。この夏期実習(選択科目)は、農林水産省、水資源機構、都道府県等の事業所や研究所,民間会社等に3週間程度配属されて生物生産環境工学の実務を経験するもので、卒業後の進路の決定に大いに役立っています。

卒業研究

4年次になると、5研究室(灌漑利水学、水環境学、土環境学、土壌学、気象環境学)のいずれかに配属され、所属研究室教員の指導を受けて卒業研究(必修科目)に取り組みます。毎年2月には生物生産環境工学分野卒業論文発表会が開催され、スーツ姿に身を包み、厳粛な雰囲気の中、各自の研究成果が報告されます。また、製本された卒業論文は各研究室に永久保存されます。

大学院進学

高度な知識を有する研究者や技術者を目指す学生は、学部卒業後、大学院修士課程に、さらに修士課程修了後に博士後期課程に進学することができます。

学生行事

勉学以外にも、5月の春季ソフトボール大会、10月の新歓コンパ、秋季ソフトボール大会、2月の追い出しコンパ、等々の学生行事を通して、教職員・先輩・後輩との交流も盛んです。

取得可能な資格

技術士補 JABEEプログラム修了者は技術士一次試験が免除され,プログラムが終了した時点で修習技術者となり,登録することで技術士補の資格が与えられます.
測量士補 測量学実習を受講することで資格が与えられます.卒業後、実務経験1年以上で測量士が取得できます
教員免許状 中学校教諭一種(理科)・高等学校教諭一種(理科・農業)